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再受験生が奨学金のみで生活するには?


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(注意:以下の記事の情報・数値は2018年5月7日現在のものです。また、以下の情報に誤りがあっても一切責任を取ることは出来ないので、最終的には必ずご自身で確認を取ってください!)

再受験をする上で考えなければならないのはお金の問題です。自分が再受験を考えたとき、父親・母親とも働いており、しかも両親とも学費を含め、基本的に一切のお金は出すつもりはない、ということで頭を抱えました。
・学費半額免除が通らないかもしれない
・学生支援機構に通らないかもしれない
・留年した場合に詰む
これらの問題に立ち向かう必要があるためです。

医学部の給付型奨学金と勤務条件

「えっ、医学部って月20万くらい貰える給付型奨学金があるんじゃないの?」と思う方も多いかもしれませんが、これくらいの額を貰える奨学金にはだいたい、卒業後貸与年数の1〜2倍の期間、指定された場所で働く、という制約が付いているものが多いです(勿論、その指定の場所で働くことと自分の医師になる動機がマッチしていれば十分に検討の余地はあると思います)
自分は、自分の通っている大学のある県(出身県以外の県)に(貸与年数)×1.5年の期間滞在する覚悟があるかというと、正直入学直後の「医師として働く」ということの重みが分からないうちは決断できないと思い、パスしました。一方で、出身県の勤務条件付き給付奨学金は義務勤務年限の他に更に「卒後に外科系のある診療科になる」ことまで指定していたので、自分の志望の診療科との食い違いがあり、これもなぁ……と思い、パス。(勿論、自分の地元の勤務条件付き奨学金が妥当な条件のものだった場合、考える価値は大いにあると思います。しかし、自分の出身県の条件付き給付型奨学金の縛りがあまりに強すぎた……)

 

一般の貸与型奨学金

さて、それでは貸与型奨学金は?となるのですが、借りる難易度がそこまで高くなく、かつ利息も妥当なものは、僕が思いつく範囲だと
日本学生支援機構一種(利息なし、自宅外は最大5.1万)・二種(利息あり、自宅外は最大12万)
●日本政策金融公庫の教育ローン
でした。
(勿論、公益財団法人等が行なっている、無利子or卒後の条件なしの給付型の奨学金の方が条件は良いですが、これは借りる難易度が高いので、自分も申請しまくったものの当たらない前提で生活を考えていました。このタイプの奨学金の応募については別記事https://igkb.hatenablog.com/entry/2018/05/09/181725を参照してください。)

このうち日本政策金融公庫のローンは、稼いでいる人(親等)が名義人になる必要があり、親は土下座すれば名義人になってくれる可能性がありそうなものの、極力最後の手段にしようと思い、日本学生支援機構一種・二種のみでまずはやってみようと思いました。

しかし、二種の国立・自宅外通学場合の親の基準が1059万なのに対し、一種・二種併願の所得基準は670万円と、かなりギリギリの戦いになることが予想されました。。
https://www.jasso.go.jp/shogakukin/seido/kijun/zaigaku/daigaku/index.html
最悪、第二種のみでやっていくような生活プランを立てなければならない、と思い、以下のような生活プランを立てることに(単位は万円)。

月12万円の生活プラン

家賃3
学費4.5(国立の1年の学費を12で割る)
食費1
医療0.5
通信0.8
保険0.3
雑費1
住民税1.5(前年度の年収が参照されるため。あくまで自分の場合)
計12.6(足が出た6000円分はバイト)

自分が入学した大学の大学寮は、2人1部屋である代わりに平日朝・昼・晩3食付いていて光熱費も無料で月3万、という金額的にはなかなかの好条件でした。通信料については、3大キャリアの2年縛りが効いていたのでこの料金に。格安SIMにすれば更に安くなると思います。国民年金は学生納付特例を使用、って感じです(入学前に所得がありましたが、失業証明書を見せたら自分の住んでいる市では申請できました。どこでも行けるかは要確認かも)。
ただ、このプランだと教科書の購入費や予防接種代、急な出費等を見込めていないので、ギリギリ感はあります。また、このような学生寮がなく、一人暮らしをする必要がある……という場合には、食費・光熱費が案外掛かるため、かなりギリギリor月当たり数万円のバイトをする必要が出てくると思います。住民税は前年度に仕事をしていた場合しか掛からないので、これがなければ何とかなるかも。

 

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自分のケース

結果的に、自分は一種・二種併願が通った上、民間の貸与型奨学金も一つ当たったのですが(しかし学費半額免除は通りませんでした、何故。)、あれば使ってしまうもので……。1年の終わりに寮から一人暮らしに移ったり、入部時は全く大会に出るつもりのなかった部活で東医体や地区大会に出場したり、欲しかった教科書・参考書を買ったり、野菜などの栄養バランスに気を配った食事をしたり……とかしていたら普通に月の支出が高額になってしまっています(寮から一人暮らしに移ったのが、結構光熱費の面からキツいです)。

 

奨学金と留年のリスク

無論、最後の「留年したら詰む」問題は解決されていません。留年したらこれらの奨学金は全てストップしてしまうので、常に危機意識を持って定期試験に臨む必要があります。というか、本当に試験受けるときは毎回内心めっちゃビビってます。医学部の定期試験の難易度については余裕があるときにまた記事にしますが、個人的には受験時×0.8くらいの勉強時間は常に確保しておく必要があるんじゃないかな、と感じています。

 

医学部の進級の難易度については、こちらの記事もどうぞ。↓

igkb.hatenablog.com

 

igkb.hatenablog.com