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数学・プログラミングが出来ると有利な診療科がある!?医学科2年が考えてみた


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再受験をする際、出身が薬学部や理学部生物学科などの生物系学部の方以外に、工学部や理学部情報学科などの技術・情報系の学部出身という方も多いと思います。

 自分も工学部出身なのですが、この時に培った数学・プログラミング技術を活かせる診療科はあるのでしょうか?医学科2年生の視点から考えてみました。

(あくまで医学科2年生の視点からの推測であることにご注意ください。また、記事内容に責任は持てません。「実際はこうだよ!」や「他にもあるよ!」というご指摘があればぜひコメントお願いします。(私も知りたいので))

 ①放射線

 まず、数学やプログラミングが一番直結していそうな診療科は放射線科です。大学の医局では診療と平行して研究も業務に入ると思うのですが、放射線科の研究には画像解析・特徴量検知・画像診断プログラム開発などがあります。例として「東京大学医学部附属病院 放射線科 画像情報処理・解析研究室」へのリンクを以下に貼っておきます。

http://www.ut-radiology.umin.jp/ical/research/

 研究内容は大学にも依ると思うのですが、自分が現在通っている大学(東大以外)でもプログラミングを用いて研究を行っている先生がいらっしゃいました。

 ただし、放射線科には数学やプログラミングが必須かといえばおそらくそうではなく、診療業務だと画像・CTを見て疾患を見つけたり、診療画像をリアルタイムで見ながらカテーテル等で疾患を治療したりすることが重要になってきます(というかこっちの方がメインです)。研究でも、こういった疾患治療をベースとした論文も多いと思います。あくまで、数学やプログラミングが出来ると出来ることの幅が広がる、といったイメージです。

②企画情報運営部・医療情報部

 診療科ではないのですが、大学病院には「企画情報運営部」や「医療情報部」などの名称で、病院全体の医療システム管理を行っている部署があります。

http://www.h.u-tokyo.ac.jp/patient/depts/kikakujoho/index.html

 このような部門で、システムを委託開発しているのか部署内開発しているのかは分かりませんが、委託開発ならSE、部署内開発ならPGのようなスキルが活かされるのではないでしょうか。

 

③他の多くの研究に統計を用いる診療科・部署

 実は、挙げてきた2つ以外でも、おそらく多くの診療科では研究で数学・プログラミングを扱う場面があるのではないかと思います。なぜなら、研究で統計的なデータを解析しなければならない場面は殆どどんな診療科でも考えられるからです(数学→統計、プログラミング→R(と言う解析ソフトのコードを書く)という感じかな)。ある新規治療法を行った際の回復率を、従来の手法の回復率と比較する……等々。

 特に、(これも診療科、というより専攻分野ですが)公衆衛生分野などは統計学が業務に密接に関わってくると思います。

 

 いかがでしたでしょうか?数学・プログラミングは医学に必須ではないものの、出来ると研究面でやれることの幅が広がりそうな気がします。情報系以外の出身の方も、大学病院に勤務することを考えている場合は余裕があれば身につけておいても良いかもしれませんね(ただ、それよりも無事に進級していくことの方が圧倒的に重要なので本当に余裕のある人だけで良いと思いますが……(笑))