にほんブログ村 受験ブログへ にほんブログ村 大学生日記ブログへ←ブログランキング参加中なので、もしよろしければ一票を!

『東大理3 合格の秘訣』の思い出 ―取材を受ける人と受けない人は何が違うのか?―


スポンサーリンク

 皆さんは『東大理3 合格の秘訣』、通称『理3本』をご存知でしょうか? これは基本的に毎年刊行されているインタビュー本で、35人前後の理3新入生に、大学受験までの生活環境や勉強方法をインタビューするというものです。

  このシリーズの本を自分が最初に読んだのは中学2年生ごろの事で、特に医療とも東大とも関係ない母親の部屋に何故か置いてありました(母親に聞くと「何となくネタになると思ったから」とのこと(笑))。この本をこの時期に読めたのは結構な幸運だと思っていて、当時の自分は理3合格生の超人的な生活に身が引き締まり、同時に「東大合格へのゴール地点」がその時点で何となく見えたのでした。

  このシリーズの本は(当時と構成が変わっていないとしたら)各新入生が使ったお勧め参考書が載っています。ただ、鉄緑会(東大専門塾)の勉強がベースにあったり、受験勉強の才能があるがゆえに通常はしないような参考書の接続方法をしていたりするので、受験指南本として参考にするのはあまりお勧めできません(受験勉強の参考書の最終到達点はこの辺り、という検討を付ける目的ならアリだと思いますが)(笑)。

 このシリーズの本のメインはやはり受験までの個々人の人生が伺えるエピソードでしょう。部活と両立して合格した人もいれば、ガチ勉する人もいて、合格までの道のりは人それぞれであると再確認できます。

 さて、この理3本に載っているインタビューは35人前後分と、理3合格者の約1/3くらいの人数です。では、なぜ2/3の人はインタビューを受けないのか。理2・理3は合同クラスだったので、理2に入学した18歳当時の自分は、身近な理3生達にその率直な疑問をぶつけてみたのでした。その答えはこんな感じ。

回答その1「単純に恥ずかしいから。卒業文集とか後で見返したら恥ずかしくなるのと同じ理論。黒歴史は作らない主義」

回答その2「理3に合格するのはそんなに凄い事だとは思わないから。本に載ると自慢しているっぽく見えそう。未来の職場の上司に見られたら嫌だし」

 ……なるほど、確かに一理あります。ただ、私は理3に合格したら堂々と自慢して良いと思います(少なくとも自分だったら確実にインタビューに答えてると思います笑)。それに、過去の理3本に載っていた人の名前で検索すると問題なくなかなかに出世していたりするので、「未来の職場の上司に……」というのもそこまで気にしなくて良さそうな気がします。自分はインタビューに答える人、答えない人どちらの考えも正しいと思います。とにかく、本への掲載を望まない2/3の理3生はこんな風に考えているんだなぁ、と納得した当時の自分でした。