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常識を疑え!? 「数学が苦手だから二次試験で数学が難しい大学を受ける」という選択!!


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「数学が苦手なので、二次試験で数学が難しい大学を受ける」
「数学が苦手だけど、二次試験の数学が難しかったから合格できた」

皆さんはこのような言葉を見て、違和感を覚えますか?
「そういうことも全然ありうるでしょ」と思われた方は、この記事を見てもあまり得るものがないかもしれません。
一方で、「嘘、そんなことありえないでしょ!?数学が苦手だったら、二次試験が数学が簡単なところを受けるしかないでしょ」と思われた方は、ぜひこの記事を読んでほしいです。

(あくまで個人的な意見です。この記事を読んでの志望校選びは自己責任でお願いします!)

まず、自分の周囲から例え話を出します。
9年ほど前、自分が理科2類に入学した年は、予備校の講評で数学の難度が特に高いと言われていた年でした。一見、そのような年は数学が得意ではないと合格ができない……と思われるかもしれませんが、実はそんなこともなく、二次試験数学で120点満点6点の人も合格していました。(76点とか60点、とかの打ち間違いじゃないですよ、本当に”6”です(笑))

というのも、数学が難しすぎて数学が出来る人でも60〜70点くらいになってしまうため、その分他科目で取れれば6点でも致命的なビハインドにはならなかったんですよね(もちろん、他の人が120点満点の英語で70点くらい取っているところを100点取ったり、80点満点の国語で30点取ったりするところを45点くらい取る必要はありますが)。

この例は少し極端?かもしれませんが、「数学が苦手だから二次試験で数学が難しい大学を受ける」というロジックは、狂っているように見えて実は一理あることを言っているとお分かりいただけたのではないかと思います。

ただ、この話を聞いて「数学が苦手だから数学の難しい大学を探そう!」としようとするのはちょっと待って欲しいです。「数学が苦手な人は数学が難しい大学を受けるべき」というのは、この記事で自分が本当に伝えたいことではない、というかむしろ間違っている、くらいです。
自分がこの記事で本当に伝えたいことは、「科目の難易度の評判に騙されず、実際に受験候補となる大学の過去問を実際に解いてみてほしい」ってことなんですよね。それで、なんとなく配点を推測しつつ全科目の自己採点をして、自分が最低点を超える可能性が一番高そうな大学が自分に入試科目的に一番合っている大学と言えるんじゃないでしょうか(再受験に寛容かはまた別の話ですが)。

「数学が苦手でも、”数学が難しい”という評判の大学の過去問を全科目実際に解いてみたら、合計点的には最低合格点を超えられそうだと感じた」ということもあれば、「やっぱり数学で点が削られすぎてダメだった」ということもあります。
一方で、「数学が苦手で、”数学の簡単な大学”の入試問題を解いてみたら、ほとんど正答することが前提となっているような最低点でむしろ合わなかった」ということもあれば、「自分でも全問正解できるくらいの難易度だったので、ぴったりだった」ということもあるでしょう。
つまり、「各科目の得意不得意」と、「各大学の二次試験の各科目の難易度の評判」を直結させて考えるのをやめよう、実際に過去問を解いて自分に合っているか検証しよう、ってことですね。
とはいえ全ての大学の二次試験科目を解いていたら時間がかかりすぎて効率が悪いので、

・自分はどのような立地の大学に通いたいのか(実家から近い、都会かどうかなど)
・センターが得意か不得意か→得意ならセンター比重の高い大学、不得意なら二次試験比重の高い大学
・再受験生の場合、大学が再受験に寛容か

などによってまず4〜5校まで絞り込みを行なうと良いでしょう。

これを読んでいる受験生の方が、「各科目の得意不得意」と、「各大学の二次試験の各科目の難易度の評判」の関係に縛られることなく、真に自分に適した入試科目の大学を選べることを祈ります。


P.S. ちなみに、自分が現役で理科2類に合格した時は自分の数学の点数は37点でした(笑)
再受験時には、「数学がまぁまぁできる」って感じだったので、過去問を解いて実際に合っていると感じた「数学が簡単な」医学部を受けました。
(↑本文中でも述べましたが、「数学が出来る→数学の簡単な大学が合っている」とは限らず、「数学が出来る→数学の難しい大学が合っている」というのも往々にしてあり得ます。伝えたいことは、実際に全科目の過去問を解いて相性を確認しようってことです)