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国公立医学部医学科の最短卒業率(卒業まで留年しない率・進級率)、擬似最短国試合格率(平成26年度入学者)をまとめてみた


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平成26年度入学者(最短では令和2年3月卒業者)の進級データ、また令和2年度受験者の国試データが開示されました

 各医学部医学科の「平成26年度入学者の最低修業年限での卒業率」および「第114回国家試験(令和2年3⽉)合格者状況<新卒(修業年限超過者を含む)>」が9月7日に文部科学省のサイトで公開されました。

https://www.mext.go.jp/content/20200904-mxt_igaku-100001063-2.pdf


 さっそく、国公立大学についての最低修業年限での卒業率(いわゆる「ストレート卒業率」)をまとめ、擬似最短国試合格率を計算してみました。
 再受験生や奨学金に頼って大学を受験する方が、留年して奨学金が止まるリスクの参考材料として使っていただければと思います。

  なお、平成24年度入学者については以下の自分のブログ、平成25年度入学者についてはしーちきんさんのブログからご覧ください(平成24年度は自分の方が作成が早く、平成25年度についてはしーちきんさんの方が作成が早かったため(笑))

 

igkb.hatenablog.com

 

www.seachicken-med.net

 

平成26年度入学者の最低修業年限での卒業率(いわゆる「ストレート卒業率」)

あくまで「平成26年度入学者」のものであることにご注意ください。また、元の文献中では編入者等の扱いが明らかになっていないため、そこで大学間に差が生じている可能性はあります。

〇最低修業年限での卒業率60以上~70%未満

島根大 67.9%

〇最低修業年限での卒業率70%以上~75%未満

徳島大 72.8%

〇最低修業年限での卒業率75%以上~80%未満

⼭梨⼤ 75.2%
滋賀医科大 76.1%
高知大 76.5%
群馬大 77.2%
鳥取大 78.2%
琉球⼤ 78.6%
熊本大 79.3%
奈良県⽴医科⼤ 79.3%

〇最低修業年限での卒業率80%以上~85%未満

岡山大 80.0%
宮崎大 80.0%
⼤阪市⽴⼤ 81.1%
信州大 81.7%
新潟大 82.0%
山形大 82.4%
筑波大 83.3%
弘前大 83.5%
福井大 83.5%
山口大 83.8%
旭川医科大 84.0%

〇最低修業年限での卒業率85%以上~90%未満

京都府⽴医科⼤ 85.0%
香川大 85.1%
東京医科⻭科⼤ 85.2%
大阪大 85.2%
横浜市⽴⼤ 85.6%
⻑崎⼤ 86.0%
北海道⼤ 86.6%
九州大 86.6%
佐賀大 86.8%
広島大 87.5%
東北⼤ 88.1%
岐阜大 88.8%
千葉⼤ 89.5%
⾦沢⼤ 89.7%

〇最低修業年限での卒業率90%以上~95%未満

福島県⽴医科⼤ 90.0%
名古屋市⽴⼤ 90.5%
秋田大 90.6%
富山大 91.0%
京都大 91.0%
⿅児島⼤ 91.5%
東京大 92.0%
神⼾⼤ 92.3%
札幌医科大 92.7%
浜松医科大 94.2%

〇最低修業年限での卒業率95%以上~100%

名古屋大 95.7%
三重大 96.0%
和歌⼭県⽴医科⼤ 97.6%
愛媛大 99.0%
大分大 100.0%

 

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平成26年度入学者の"擬似"最短国試合格率

 更に、「平成26年度入学者の最低修業年限での卒業率」と「第114回国家試験(令和2年3⽉)合格率<新卒(修業年限超過者を含む)>」を掛け合わせることにより、「"擬似"最短国試合格率」を算出しました。「第114回国家試験(令和2年3⽉)合格者状況」には「修業年限超過者」が含まれているため、あくまで擬似的なものであることにご注意ください。また、上で述べたように、編入者の扱い等明瞭でない部分があったり、あくまで平成26年度入学者を中心とした数値です。

●最短国試合格率(擬似) 60%以上~70%未満

島根大 61.0%
熊本大 69.1%

●最短国試合格率(擬似) 70%以上~75%未満

徳島大 70.0%
高知大 72.7%
滋賀医科大 72.7%
琉球⼤ 72.8%
⼭梨⼤ 73.0%
群馬大 74.0%
信州大 74.3%
岡山大 74.6%

●最短国試合格率(擬似) 75%以上~80%未満

鳥取大 75.2%
宮崎大 75.5%
山形大 77.8%
新潟大 78.4%
奈良県⽴医科⼤ 78.5%
筑波大 79.1%
⼤阪市⽴⼤ 79.3%
弘前大 79.5%

●最短国試合格率(擬似) 80%以上~85%未満

旭川医科大 80.1%
山口大 80.3%
大阪大 80.3%
広島大 80.9%
香川大 82.1%
京都府⽴医科⼤ 82.6%
⻑崎⼤ 82.7%
横浜市⽴⼤ 82.9%
佐賀大 83.2%
九州大 83.5%
福井大 83.5%
⾦沢⼤ 84.5%

●最短国試合格率(擬似) 85%以上~90%未満

東京医科⻭科⼤ 85.2%
東北⼤ 85.4%
北海道⼤ 86.6%
京都大 86.9%
福島県⽴医科⼤ 87.1%
札幌医科大 87.1%
千葉⼤ 87.4%
富山大 87.6%
岐阜大 88.0%
東京大 88.3%
神⼾⼤ 88.4%
名古屋市⽴⼤ 88.5%
名古屋大 89.3%
秋田大 89.9%

●最短国試合格率(擬似) 90%以上~95%未満

⿅児島⼤ 90.7%
浜松医科大 91.1%
三重大 91.5%
愛媛大 93.1%
大分大 93.5%

●最短国試合格率(擬似) 95%以上

和歌⼭県⽴医科⼤ 97.6%

 

まとめ

いかがだったでしょうか?大学間で進級率に開きがあることがお分かりいただけたかと思います。留年すると奨学金が止まってしまう学生にとって、進級は死活問題です。今後どんどんこれらの指標が広がり、大学が「国試合格率」ではなく「最短国試合格率」で競うようになって行ってくれればな、と思います。

 

↓H24年~H26年国公立大学入学者の平均をまとめた記事も作成しました!

igkb.hatenablog.com

 

↓私立大学についてはこちら!

igkb.hatenablog.com