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医学部編入と比べた際の、医学部再受験のメリットとは!?徹底比較


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 お久しぶりです。あすとです。2018年度後半の講義が始まったため、久しぶりの更新となります。そしてブログトップに固定記事を掲載するようにしてからの初記事となる訳ですが、果たしてこの記事に無事に辿り着いてくれる方は何人いるのか……。(笑)

 前置きはこのくらいにして、医学部を再受験した身から考える、医学部再受験と医学部編入のメリット・デメリットの比較を行っていきたいと思います!

(自分の主観であり、内容についての責任は負いかねます)

 医学部再受験のメリット①:受験前に生命科学の勉強をしなくても良い

 大学入試科目で生物を受験科目に必須指定している大学(だいぶ減った気がしますが、今もあるのかな?)を除いて、大学受験では生命科学を入学試験時までに勉強しないという選択肢が選べます!これは、現役時に物化選択で大学受験をしたことがある再受験生には大きなメリットになります(物理は完璧だけど、生命科学は全然、という層ね)。

 仕事をしながら1から生命科学を勉強して編入に備える、というのは一言で言うのは簡単ですが、いざやってみるとなかなか大変なもの。編入は卒業までの学費を節約できるとは言っても、「退職して編入試験の勉強をする」vs「働きながら再受験の勉強をする」だと、自分の目線からだと後者の方が安定度が高い気がします。ただ勿論、「働きながら編入試験の勉強をして合格」できる継続力があればそちらに越したことはないと思います。

医学部再受験のメリット②:入学後の1年間で生命科学の素地を作れる

 他のサイトだとメリット①の方が強調されている気がしますが、私はこのメリット②も重要だと思います。医学部の1年次は、単位認定できる大学なら科目数がだいぶ減って空きコマが多くできます。この期間に生命科学を勉強することにより、入学時まで全く生命科学が分からなくてもある程度の素地を作ることができます。つまり、編入生が受験前に学ぶことを、再受験生ならこの期間に独習で学んでいけば良いわけです。

 また、大学の方針にもよりますが、1年次にもいくつか医学部専門科目がある場合もあります。医学・生命科学の力はこれでも補填できます。

 メリット①・メリット②をまとめれば、再受験は「入学前は仕事等で生命科学を勉強する十分な時間が取れないが、入学後じっくり時間が取れるなら生命科学を理解できる勝算はある」と考えている人に向いていると言えるでしょう。

医学部再受験のメリット③:応募資格が学部1年生のみの奨学金にも応募できる。単位認定で余裕を作れれば奨学金の書類を作成しまくる時間が取れる。

 このメリットも地味ですが重要だと思います。大学に来る奨学金には、学部1~6年誰でも応募できる奨学金もあれば、応募資格を学部1年生のみに限っている奨学金もあります。学年が1年からスタートする再受験生なら、応募資格が学部1年生のみの奨学金にも応募できるのでチャンスが増えます。また、編入の場合、入学後の学習スケジュールがキツキツな場合も往々にしてあると思うのですが、再受験の場合は、単位認定がある大学なら単位認定が成功すればだいぶ余裕が出来ます。この期間を活かして奨学金に応募しまくることにより、医学部生活の基盤を整えていくことが可能になる確率が上がります。奨学金については、以下の記事も参照してみてください。

igkb.hatenablog.com

 ただし、編入生の場合でも、学務や奨学金財団との交渉次第では学部1年のみを対象とした奨学金に応募できる可能性もあるかもしれないですし、奨学金に応募できる余裕を作れるというのも、合格発表から編入までの期間に余裕がある大学なら、入学前に書類をたくさん作成しておくことでカバーできるでしょう。総じて、編入の場合でも積極的な工夫を行っていくことでこの差は縮まるかもしれません。

 

医学部再受験のメリット④:一般受験入学組とコミュニケーションが取りやすい

 再受験なら、他の学生と入学する時期が同じですし、自身も同じ入試を受験しているため、一般受験で受かった学生と会話のしやすさがあります。定期試験や課題について相談できる知り合いが大学に多いというのはメリット足り得ます。ただ、編入生も編入生で、同じ時期に編入した学生を中心としたコミュニティを作ることができますし、そこまで深く考えなくても良いかもしれません。

 

医学部再受験のメリット⑤:研究義務が特にない

 編入生の場合、入学の条件として研究室における研究が義務付けられていることがありますが、再受験生の場合は講義の一環として研究が必修科目になっている場合を除き、基本的に研究義務はありません。

 早期から研究ができることは、研究の力が付くというメリットもありますが、資金繰りがギリギリで入学する場合は「バイトが出来る時間が減る」というデメリットもあります。編入で再受験よりいくらお金が浮くかを試算する際には、研究で必要となる時間を差し引いて考えた方が良いかもしれません(研究義務がある大学の場合)。

 

逆に、編入と比較した場合の再受験のデメリットを述べます。

医学部再受験のデメリット①:卒業までの学費が編入より多く掛かる

 奨学金に応募しやすいとは言っても、やはり編入より再受験の方が卒業までの学費が多く掛かるのは事実です(編入先・再受験先がともに同じ国立大学の場合)。

 

医学部再受験のデメリット②:卒業までに編入より時間が掛かる

 医師として働ける期間が短くなると、結果的に生きているうちに稼げるお金も減ります。

医学部再受験のデメリット③:再受験に寛容な大学を選定する必要がある

 大学卒業生を対象者に想定している編入と違い、再受験は大学ごとに寛容か厳しいところかが分かれます。もちろん編入でも経歴重視なところはありますが、再受験では編入とまた違ったベクトルで面接等を気にする必要があります。

 

 

  極力、新しい視点から再受験と編入を比較してみたつもりですがいかがでしたでしょうか? 編入と比べた際、再受験は卒業までに時間や学費が掛かったり、等のデメリットが目立ちがちかもしれませんが、一方でメリットもそれなりにあります。両方を検討しつつ、受験方針を決めてくださいね!