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英語の勉強法について


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8年前の自分が書いた英語の勉強法のメモをそのまま掲載し、さらにそれに現在の自分の視点からコメントします。

東大理2に現役合格した時のメモ

高1

 高1入学前の春休み、文法が全く分からなかったので大矢英語読み方講義の実況中継を始める。

大矢英語読み方講義の実況中継:関係代名詞、関係副詞など外国語の初学者が躓きやすいポイントを丁寧に解説した参考書。ただし、本当に入門レベルなので数回やったら早めに次のステップに進むと良い。


 その後、更に文法を進めるためFORESTを購入。

 

FOREST:初めのうちは、英語学習のベースになる本です。頭から通読していって1年生のうちに完璧にすることを目指すといいと思います。

 

 文法だけでは英文は読みこなせないと気付いたので、FORESTと平行してビジュアル英文解釈1・2もやる。

 

ビジュアル英文解釈1・2:かなりお勧め。英文を訳す能力が飛躍的に伸びる。

和訳系の参考書を一度もやった事がなかったら まずはこの一冊でしょう。

Part1は易しいので 意欲的な中3生や 高校1年生でも始められると思います。

 

 ビジュアルの後は、更に和訳力を付けるため英文解釈教室をやる。

 

英文解釈教室:努力すれば高1でも理解できるほど解説が丁寧な上に、復習すれば高3でもかなり得られるものがある骨太の英文解釈本。分からない所があれば積極的に先生に質問しよう。

 

 英文解釈教室をやり始めた辺りから、電車の中で速読英単語必修編・上級編を読み始める。

 

速読英単語必修編・上級編:高1の頃は単語帳としてより長文集として使っていました。高3になったら上級編の単語を覚えていきましょう。難しい単語は文脈で推測できる、という話もありますが、一つの英文に意味が分からない単語が複数あるとキツいです。

 

 1月の模試で、速読英単語を長文集として使っていたため単語力が無い事に気付く。DUO3.0を始める。

 

DUO3.0:1つの例文に、複数の必須単語が入るように工夫された単語帳。また、ナレーションのテンションがやけに高い基礎編、60分で単語帳の全ての例文を読み上げる復習編と、音声教材が充実しているのも魅力。CDを聞きながら、1日1sectionぐらいのペースで覚えていこう。(全45section)

 

 また、冬の英検2級の文法問題に備え、英語頻出問題総演習をやる。(結果、英検はリスニングがズタボロでしたが文法で9割取れて合格)

 

英語頻出問題総演習:英検(2級まで)、センターの対策本としてかなり有効。

ネクステージとどちらを使えば良いかは、ぶっちゃけ好みの問題だと思います。

 

 春休みごろ、長文問題がやりたくなったので英語長文問題精講をやる。

 

英語長文問題精講:質の高い英文ばかりを集めた長文問題集。ただ、初歩的な部分は解説が省略されてたりするので、出来れば先生に質問できる時期にやりたい^^;

 

高2時

 このときは、闇雲に長文問題やってたせいで力がつかなかった時期でもあったかもしれません。(適切な時期に長文問題集をやれば、力はつくのですが……)
 この時使った参考書は
『精読のプラチカ―英語長文 (河合塾SERIES―入試精選問題集) 』『英語総合問題演習 中級篇 』『英語総合問題演習 上級篇 』『基礎英文問題精講 』『速読即解英語長文 (大学入試即解セミナー) 』『東大の英語25カ年〔第4版〕 [難関校過去問シリーズ] 』

 

高3時

 力が落ちた原因は精読をサボったせいじゃないかと思いはじめ、まず『英文解釈教室 』を徹底的に復習しました。
 その後演習のため『英文読解の透視図―大学入試 』をやり、これも徹底的に復習。
さらに、和訳は東大より難しいとされる『京大の英語25カ年〔第4版〕 [難関校過去問シリーズ] 』をやりました。(←オススメ)
 あとはセンター対策のため12月~1月に『大学入試英語頻出問題総演習 (即戦ゼミ) 』を復習。これでセンター179でした。
 受験直前期になってくると英語の教材が不足してくるので、添削をためても良いので予めZ会をとっておいて、センター後ころから移動中などにまとめて解きまくるといいと思います。

 それと、東大を受けるなら高3からリスニングを毎日やりましょう。(一日に一年分をまとめてやるのではなくて、デクテーションがしやすいように一日一長文のペースでやっていくと良いです。あまりペースを上げすぎても、教材がなくなってしまうので……)
『灘高キムタツの東大英語リスニング (英語の超人になる!アルク学参シリーズ) 』
『キムタツの東大英語リスニングSUPER (英語の超人になる!アルク学参シリーズ) 』
『東大の英語リスニング15カ年 [難関校過去問シリーズ] 』

 

 

現在の観点から

(注:以下の文章は、自分が一から、センター試験のある大学受験で東大理1・理2を目指すならという前提で書いています。センター試験から大学入学共通テストに移行するに従い、若干実態と内容にズレが生じてくると思うので、各自補正してください。医学科受験に応用する場合は、大学によって英語の難易度は違うと思うので、大学の入試問題に合ったレベルの参考書で止めておくと良いと思います。個人の意見なので、取り入れる場合は自己責任で勉強に活かしていただければと存じます。)

 

 ●中学3年生〜
○大矢復 図解英語構文講義の実況中継(旧:大矢英語読み方講義の実況中継)
関係代名詞・関係副詞を分かりやすく解説した入門書です。中学生の英語でつまづきやすい点はこの2つだと思うので、心配な人はここから始めましょう。

○総合英語 FOREST
大矢〜を終わらせたらこれを始めると良いと思います。大学入試に必要な文法知識が網羅されています。中学3年生から初めて、高1の夏休みくらいまでに全部読み終えられると良いです。

○ビジュアル英文解釈1・2
初めて取り組む英文読解の問題集として最適です。高校入試レベルの問題から始めて最終的には国公立大学の入試問題を扱いますが、解説が分からないところはFORESTを引けば十分理解できるはずです。

○速読英単語 入門編
○速読英単語 必修編
適宜、基礎レベルの単語をこれらで学んでいきましょう。


⚫︎高校1年生〜(必ず上の5冊を十分復習した後にやってください。難易度的には高校3年レベルです)

○DUO 3.0
600文程度の英文の中に、中級レベルの単語を全て詰め込んだ単語帳です。さらに、別売りで1時間にその英文を全て詰め込んだ復習用CDがあります。大学受験レベルでは間違いなく最高の単語帳だと思っています。

○英文解釈教室
考えられうる英文の構造が網羅された本です。一文一文訳していくと力がつきます。

○英語頻出問題総演習
文法問題対策本です。解説が少ないので、適宜FORESTで確認しながら進めましょう。

上記の参考書を全てこなした時点で、英検2級レベルには達していると思います。

⚫︎高校2年生〜
○竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本
名前はややキャッチーな感じがしますが、大学入試の英作文対策本として最良の本の一つです。

○速読英単語上級編
DUOを十分に覚えて、やる単語帳がなくなったら始めてください。

○英文解釈の透視図
英文解釈教室よりやや入試寄りの英文読解問題集です。

⚫︎上記の参考書が全て終わったら…
必ずやっておきたい問題集は上記で全てなので、適宜上記の参考書を復習したり、入試形式の問題集をやってみたりしてください。
(『精読のプラチカ―英語長文』『英語総合問題演習 中級篇』『英語総合問題演習 上級篇』『基礎英文問題精講』『速読即解英語長文』などですが、全部はやらなくていいです。それより復習が重要です)

英文読解でもっと難しい問題集をやりたい場合は、『京大の英語25カ年』がお勧めです。京大25ヶ年には英作文の問題も載っていますが、採点してくれる人がいない場合はパスで良いと思います。

東大を受ける場合は、
『東大の英語27カ年』
『灘高キムタツの東大英語リスニング』
『キムタツの東大英語リスニングSUPER 』
『東大の英語リスニング20カ年』
をやったり、Z会の受験生用の東大対策講座を取ると良いでしょう。
入試に英作文が出る場合、英作文は添削してもらってこそなので、近くに英作文を添削してくれる人がいない場合はZ会は有用です。

リスニング対策がセンターで十分な場合は、センターリスニングの過去問を聴き込んだり、デクテーション(音声に合わせて英文をノートに書き取ること)をすると良いと思います。
また、mp3編集ソフトでリスニングの音声再生速度を1.2〜1.5倍くらいに加工しておくことで、対応できるリスニング音声の速さを上げておくとさらに余裕ができると思います。