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荒技!!理系だけど文転せずに早稲田大学文学部に合格した話


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 約8年半前、東京大学理科2類を第一志望に考えていた私の併願大学は、早稲田大学文学部でした。一見めちゃくちゃな併願状況でしたが、実はちゃんとした理由があって、

・実家に奨学金なしで私立理系に通う金銭的余裕がなかったから

・当時、文学に結構興味があったから

です。

(注:学費や入試情報についての記述の正しさは保証できず、また責任も取れませんのでご了承ください。また、この記事を書いた意図は、私立大学理系に行く余裕がない受験生に、こういった受験戦略もあるんだ、と伝えることにあることをご了承いただければ幸いです)。

  当時の私は、親からたびたび「お前を国公立大学以外に行かせる余裕はないよ。国公立大学以外に通うなら、その学費の差分を毎年払いなさい」と言われていました。まぁ、通う大学を地元の大学に制限せず、国立大学だったら奨学金なしで通わせてあげる、という条件でも十分ありがたい事で、この親の発言は妥当です。

 しかし、国立大学の学費年53,5800円(2018年現在、初年度納付金除く)に比べて、慶應義塾大学理工学部の学費年1,633,250円(2018年現在、初年度納付金除く)https://www.keio.ac.jp/ja/admissions/fees/早稲田大学理工学部の学費年1,646,000円(2018年現在、初年度納付金除く)https://www.waseda.jp/inst/admission/assets/uploads/2018/05/2019_gakuhi-gakubu.pdfは余りに高いものでした……((注):本筋の話からは逸れますが、この学費は全国の私立大学理工学部の中では十分に安い方だと思います! 正直、慶應義塾大学早稲田大学は学費面でも十分に努力している良い大学だと思います。あくまで、当時の自分の状況から見たら、という話です)。

 当時の自分は、差分の約年「110万」という金額に愕然としました。いやこれ払うの無理っしょ!と((注):あくまで当時高校生だった自分の主観です!!日本学生支援機構第二種を毎月12万借りればこの差額は捻出できる可能性はあります!!)。そこで当時の自分は、私立大学でも文系の学費は比較的安いことに目を付けました。早稲田大学文学部、学費年間1,209,000万円(2018年現在、初年度納付金除く)。これだ、と。これなら学費の差額は約年67万。現実的な範囲に下がります。また、当時の自分は明治~昭和の文豪の小説を読むことにハマっていて、高校3年間で新潮文庫だけでも100冊超、他出版社合わせれば200冊程度くらいなら読んでいたので、まぁ読書量がそこまで多い訳ではないけど、まぁ入っても何とかなるだろ、というものがありました。早稲田出身の小説家・文筆家が多いのも魅力でした。

 ここで問題になってくるのが入試科目です。一つにはセンターのみ利用形式の入試で受ける方法がありますが(こっちは当時早稲田大学の文学部にあったかな……?記憶が不確か)、自分はセンターではなく二次試験で点を取るタイプだったので、こちらのボーダーに達するのは正直難しいと思っていました。なので、自分はもう一方の形式――「センター+一般方式」で早稲田大学を受験することにしました!これは「早稲田大学の入試の歴史の科目」を「センターの”歴史・外国語・国語”以外の科目」で代用して、英語、国語は本来の早稲田大学の試験を受ける、という形式の入試です(※正確性には責任は持てないので、必ず早稲田大学のWebページで内容をご確認くださいhttps://www.waseda.jp/inst/admission/undergraduate/system/center/)。

 この点数ボーダーは、「早稲田大学文学部の一般入試よりは高いけど、文学部の一般入試の歴史科目で点が全然取れないよりはだいぶマシ」という感じです。(2018年の入試最低点を見ると、センター+一般方式の方が12.9点(/200点満点)高いようです https://passnavi.evidus.com/search_univ/3190/border.html)。理系ならセンター数学等で満点に近い点数を出せると思うので、この点差はそこまで障害にはなりません(と言っていた自分の高校生当時のセンター数学は結構失敗し、結局採用された点数は倫理の96点だった訳ですが……(笑))。

 そんなこんなで、ちゃんと3年分英語と国語の過去問をやり込んで臨んだ早稲田大学文学部の入試では見事合格!しました。その後、東京大学理科二類にも合格したため、学費も更に安い東京大学の方に進学した訳ですが、もし国立に落ちても比較的安い学費で大学に通える……!という状況はだいぶ心の支えになってくれました(ちなみに、このときの東大入試の点数は英語が79点(/120点満点)、国語が52点(/80点満点)でした)。

 もし、高校生当時の自分のように、親に「学費が高いから国公立以外はダメ!」と言われている受験生の方で、文系の学問にも結構興味がある方がいたら、このような選択肢もあるんだ、ということを知っておくと良いかもしれません。